一匹小羊の日記  kind of a recluse

群れるの苦手な自称小羊のひきこもりの日々を書きます

わだかまりは残っているけど・・

毒親は少なくないと思うよ。


会社員時代、同僚である友達と話しをしていた時
その友達が「子供の頃、ぐれようと思ったこと何回もあった」
と言ったとき、自分と同じ匂いを感じた。
私も何度も思ったから。


ただ彼女は私と違って県下有数の進学校出身なのに・・・どうして
と思った。彼女は自慢の娘だったであろうから
親との関係は良好かと思ったが・・



作家【村山由佳】が書いた小説がある。
半自叙伝らしい。
毒母だった母親との心の葛藤を描いている。
強烈なシーンがあった。娘に聞かせてはならないことを
言ったのだ。

放蕩記 (集英社文庫)
放蕩記 (集英社文庫)
集英社
2014-11-20

母親も弱い部分を持っている人間だ。
相談する友達もいなかったら・・・
もし、いても相談できないような内容なら
娘に話すだろうね。
その話が強烈な内容なら・・・聞かされる娘にしたら、たまったものでない



子供の頃、私は怒られてばかりで、
母の笑った顔がずっと見たかった。


今は母は笑ったりするけどその顔は歯が抜けているんだよね。
年を取ったんだなあとしみじみ思う。


父と違って母は自分のことは後回しだったね。
歯にお金をかければよかったのに
それを思うとかわいそうだと思う。



私にまだ、わだかまりも残っているけど・・・
母のことを思うと涙がでる時がある。