一匹小羊の日記  kind of a recluse

群れるの苦手な自称小羊のひきこもりの日々を書きます

林真理子「小説8050」

林真理子の小説8050を読んだ

小説8050
小説8050
新潮社
Digital Ebook Purchas


引きこもりの50代とその親の80代の話かと思ったが


違った。


確かに引きこもりの20代の息子が登場人物ではある


中心は彼の学生時代に受けたいじめの話だった


いじめの内容は読んでいると辛い


【いじめ】と言う言葉は嫌いだが


【友達100人出来るかな】のフレーズも嫌い。


すべての人に好かれることはないし


嫌いな人がいても当たり前だと思う。


友達の多さを競う人は、少しイタイ。


友達がたくさん居そうに見せる様が痛々しい


友達が多い=魅力的な人と思われたいのかな・・と感じる人に出会うこと多々あった



もちろん頑張らなくても友達が多い人はいて、そんな人はカリスマ性があると感じる。




林真理子の本の話に戻るが、




過去にいじめた人を相手に裁判をおこす


引きこもりになった原因はその学生時代のいじめが原因だから


でもそれは7年もまえの話なのだ。


だから苦戦を強いられた裁判だった。





林真理子の「小説8050」にもでてきて思い出した言葉がある
【ノーブレスオブリージュ】という言葉
昔、習ったことがあった


【ノーブレスオブリージュ】とは
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、
欧米社会における基本的な道徳観。
もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。