野村監督と麻央ちゃんの言葉
野村監督と小林麻央ちゃんはもちろん亡くなった人。
この二人だけ、なぜか訃報を聞いた時寂しかった。
別に私は野球のファンではないの。
病気前の麻央ちゃんに至っては全く興味がなかった。
正直、アナウンサーとしても今一つだなと思ってたぐらいだった。
麻央ちゃんのことをすごい人だなと思い始めたのは、
ブログを麻央ちゃんが始めた頃だった。
麻央ちゃんは自分の気持ちを言葉にするのがうまいと思ったの。
一番感銘を受けたフレーズは
【まだ生きてたの・・て言われたい】・・のところ
そんなこと言われたらぎょっとすることを麻央ちゃんは
病気の自分の気持ちををユーモラスに表している。
結局その言葉を誰にも言われることなく逝ってしまった。
彼女が亡くなったことを私が知ったのはある美術館のトイレ。
「え~うそ~子供いくつよ~。かわいそう」と、どこかの女性が叫んだ時。
かわいそう・・でピンときたのだ。亡くなったんだ・・・・と
麻央ちゃんが一番言われたくなかった言葉だったろうな・・
と思った。
精一杯生きた人に対してかわいそうと思いたくない・・・の
また、野村監督も言葉の使い方がうまい人だった。
【失敗と書いて成長と読む】
とテレビ番組で子供たちに教えていたのを観たことがある。
失敗したっていいんだよ・・そこから成長するのだ
言葉に力があり、重みがある。その言葉は人に力を与える。
二人ともそんな言葉の力を持っている人だった。
もうそんな言葉が聞けなくなったのが寂しいのだ。
この二人の言葉が好きだったの。